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スマートロボティクス、ステラリンク、マクニカが共同で電子看板ロボット市場参入

2023年10月19日

固定型に比べ6~10倍の視聴率実証し初期モデル販売、位置情報を活用し店舗に誘導 

株式会社スマートロボティクス(所在地:東京都千代田区東神田2-4-6、S-GATE秋葉原8階、代表取締役社長:齋藤拓哉)、株式会社ステラリンク(所在地:東京都千代田区九段南4-7-19、ツボヤビル3階、代表取締役社長:前田保宏)、株式会社マクニカ(所在地:横浜市港北区新横浜1-6-3、マクニカ第1ビル、代表取締役社長:原一将)は共同で、デジタルサイネージ(電子看板)ロボット市場に参入します。10月6日(金)~9日(月)に東京都大田区の羽田エアポートガーデンで行った実証試験で、固定型のデジタルサイネージに比べ視聴率が6~10倍と高かったことから、初期モデル「AdRobot(アドロボット)」の販売を始めます。初期モデルの価格は仕様によって異なり、1台850万~950万円。完成度をさらに高めて2024年4月に本格販売する計画です。将来的にはアバター(仮想空間のキャラクター)遠隔接客や決済システムなどの機能を追加する計画で、商業施設の集客をはじめ、遠隔操作による災害時の誘導や監視業務への活用を見込みます。

このデジタルサイネージロボットは、スマートロボティクスの人工知能(AI)カメラ搭載・自律走行の50インチ大型ディスプレー搭載ロボットと、ステラリンクのクラウド型配信システムのデジタルサイネージコンテンツ及び各種クラウドサービスを組み合わせることで、ロボットの位置情報を活用した最適な広告案内や店舗への誘導を実現します。マクニカは初期モデルの販売代理店となるほか、本格販売に向けてセンサー・カメラの提供やコンテンツ配信情報の統合分析を検討しています。

スマートロボティクスがハードウエアとロボット制御・管理システムを、ステラリンクがコンテンツ表示システム、配信システムと各種クラウドサービスをそれぞれ担当しました。プログラムやソフトウエアはウェブ上で連携します。AIカメラによって、ロボットを見ている人を検出して寄っていきます。AIが性別やおおよその年齢を判断するとともに、何人が見たか、1人がどれくらいの時間見たかを記憶します。羽田エアポートガーデンでの実証試験では、クラウド型配信により位置別に13店舗の広告コンテンツを流しました。固定型のデジタルサイネージ1カ所にも同様のAIカメラを設置し、それぞれ視聴時間0.001秒以上と1秒以上の視聴率を調べました。その結果、ロボット(前後2面のディスプレーのうち後面のみで計測)の視聴率は、固定型に比べ視聴率0.001秒以上で9.84倍、同1秒以上で6.86倍となり、視聴率の高さが裏付けられました。

スマートロボティクスは22年6月、株式会社ドコモCS神奈川支店(横浜市西区)との共同事業として「ハイブリッド型(自律、遠隔モード)案内ロボットの開発」が神奈川県の新型コロナウイルス感染症対策ロボット開発支援事業プロジェクトに採択され、開発を進めてきました。今後は東京都などが11月20日(月)~22(水)の3日間、東京・有明の東京ビッグサイトで開く「産業交流展2023」にステラリンクが同ロボットを出品し、ニーズを探ります。


 

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